目的
菜の花は桜とともに春の始まりを告げ、菜の花畑は春を象徴している。また、菜の花から取れるナタネは資源循環を象徴する作物でもある。こんな菜の花を、たねまきからナ タネの収穫まで、学校の先生に代わり地元シニアの指導で、子どもたちに自分の手で育 てて学習体験してもらうことを目的にした。
この事業は文部科学省の17年度子ども居場所づくり委託事業として実施した。
事業実施内容
全栽培面積は50アールを予定し、子どもコーナーを特設した。菜の花の生育に合わせて野外学習として、まず土に肥料を施す土づくりからはじめ、たねまき、発芽した苗の管理、草取り、花の観賞までを17年度事業として進めた。18年度にまたがって、刈取り、脱穀、収穫、油しぼり等を行う予定である。この過程で、自然環境や資源循環のことを体験的に学習し、ナタネ油に間接的に関連した理科実験、ナタネ油工場見学会も実施した。
開催要領
1)実施期間 平成17年7月から平成18年6月まで14回
2)頻度 月1、2回土曜日開催
3)場所 市民の森見沼グリーンセンター及び菜の花畑現地
4)募集した小学校 大砂土東、植竹、芝川、大砂土、蓮田、鷲宮 各小学校
5)登録した小学生数 26名
教室開催までの経過
17年2月 : 地域子ども教室の土曜日チャレンジ教室として、さいたま市教育委員会に
提案
3月 : 文部科学省委託事業として認可される。
5月 : 参加児童の募集開始
開催実績
下記の表のように開催した。 記録写真
7/23
8/27
8/31
10/1
10/14
10/22
11/13
12/17
12/26
1/14
2/18
2/25
3/25
4/15
6/17
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開校式学習計画と注意事項説明 菜の花畑予定地の見学
畑の専門家から、土と作物のつながりの講話を聴いた。
野菜(大根と白菜)の種まきを行った。
菜の花の種まきを行った。
浦和区の高砂小学校のサタデイサポートの子どもたちも参加した。
ナタネの本格種まき トラクターによる自動まき
畑の手入れと間引き及び移植大根の試し抜き
大根の収穫焼きイモ大会高砂小学校のサタデイサポートの子どもたちも参加した。
収穫も多く楽しい収穫祭
畑の草取りと手入れ白菜の収穫 お母さん方は白菜の漬物の勉強をした。
上尾ヤマキ食品に搾油工場の見学榎本牧場に遠足 15 貸切バスチャーター弁当持参
菜の花やナタネの勉強菜の花の種類、ナタネの起源、ナタネの顕微鏡観察
理科実験教室鉄粉を利用した「カイロ」作り、空気の力や光の屈折の面白さの実験
理科実験教室ナタネ油を利用した「あかり」の勉強、カラーキャンドル作り、葉脈を写した粘土ペンダント、紙きり細工など工作実験
菜の花の花芽摘み、菜花料理としてスパゲティ料理
菜の花畑で子どもの手によるデジカメ写真撮影会と草花観察
ナタネの刈り取りこのイベントで教室終了 |
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